【調査中に自殺】2億4000万円を舟券に！？愛媛県愛南町の郵便局長の着服事件について、まとめてみた！

愛南町にある郵便局で先月、高額の資金が不足していることが分かった問題で、
日本郵便は社内調査の結果、
この郵便局の局長が２億４０００万円を着服し、
ほとんどを競艇に使っていた可能性があると発表しました。

先月、愛南町にある深浦郵便局で行われた社内調査で、
高額の資金が不足していることが分かりました。

日本郵便はその後、さらに行った社内調査の結果をきょう、記者会見で発表しました。

それによりますと、この郵便局に勤めていた３０代の男性局長が
ことし５月から先月にかけて複数回にわたって自分の口座に架空の預け入れ処理を行うなどして、
あわせて２億４０００万円を着服したということです。

この男性局長は平成２６年から深浦郵便局の局長を務めていましたが、
社内調査の途中で外出したまま戻らず、
その後、死亡が確認されたということです。

また、関係者への聞き取りや書類の調査から、
着服したお金のほとんどを競艇に使っていた可能性があるということです。

日本郵便四国支社の安達章支社長は
「皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびします」
と謝罪しました。
日本郵便は刑事告訴も視野に警察と相談しているということです。

愛南町の深浦郵便局で多額の不明金が発覚した問題で、
死亡した局長は２億４０００万円を着服し、
全額を競艇につぎ込んだと見られます。

日本郵便が社内調査の結果を公表しました。

日本郵便四国支社の会見：
「社内関係者に対する調査及び関係書類からギャンブル、
競艇に費消したと推認されます。
被害状況は２億４０００万円でございます」

この問題では深浦郵便局への６月の抜き打ち調査で約２億円の不明金が発覚。

３０代の郵便局長が調査の途中で死亡していて、
日本郵便四国支社が社内調査を進めていました。

死因は自殺と見られています。

調査の結果、この局長は６月２３日までの約１カ月間に局内の現金２０００万円を横領したほか、
自分の口座の残高を局内の端末で２億２０００万円分水増していたことが分かりました。

着服した現金はあわせて２億４０００万円で、
全額が競艇につぎ込まれたと見られると結論づけました。

局長は去年８月ごろから競艇をしていたということです。

日本郵便四国支社は再発防止策の徹底を図っていくとともに、
刑事告訴や懲戒処分についても検討するとしています。

テレビ愛媛

　日本郵便は21日、愛媛県愛南町の深浦郵便局で、
局長だった30代男性が計2億4千万円を着服していたと発表した。
流用したお金は競艇につぎ込んでいたという。

前局長は6月23日、同社が抜き打ち調査に入った際、
途中で外出したまま連絡が途絶え、別の場所で死亡しているのが見つかった。
関係者によると、自殺とみられる。

　日本郵便四国支社（松山市）によると、
前局長は6月7～23日、システムを不正操作し、
架空の預け入れ処理をして自己名義の口座残高を計2億2千万円水増しして着服。
5月26日～6月3日には、郵便局が保管する払戻金や小銭などの現金計2千万円を横領していたという。

　前局長は2014年4月から深浦郵便局長。
局長以外に職員が2人いたが、前局長は規定に反し、預け入れ処理を1人で担当していたという。
利用者の貯金に被害は確認されていない。

　安達章支社長は
「お客さまや関係者に多大なご迷惑をかけ、大変申し訳ない。
局長の立場でこうした行為に手を染めた重大事案で、
再発防止に向けてコンプライアンスの徹底をはかり、信頼回復に取り組みたい」
と陳謝した。