G1！第64回近畿地区選手権についてまとめてみた！出場選手・優勝賞金

冬のこの時期に吹く特に強い追い風に加え、ボートも切り替え前で重量が増えている。

冬場のモーター調整と走りは地元勢に有利に働く。

4年前は今垣光太郎、8年前は中島孝平が地元開催で優勝している。

2020年では目立った活躍が無かった福井支部だが
中島がA1級に復帰したことで陣容も豊かになった。

攻撃力なら今垣と萩原秀人が双璧。

石田政吾、武田光史は荒水面に対応してくる。

優出はするものの、決定打に欠けているといった印象が強い。

しかし、ここ数年の滋賀支部には勢いがある。

守田俊介はSGダービーで2回優勝、馬場貴也もSG2冠である。

丸野一樹もGI優勝2回、SGでの活躍も増えた。

こうした勢いの良さはベテランにも刺激を与えてきた。

吉川昭男はSGクラシック優出しただけでなく
SGグランドチャンピオン
SGオーシャンカップに出場し
SGグランプリシリーズでは優出2着と大健闘している。

世代交代が叫ばれる中で、松井繁が3年ぶりのSGグランプリ出場、優勝戦まで勝ち残った。

プロペラ調整のレベルが違うだけでなく、レース運びの経験値がひとつ抜けた存在だ。
まだまだ活躍するだろう。

SGで存在感が出てきたのが西村拓也と、SGグランプリシリーズで初出場
初優出を遂げた秦英悟だ。

ともにレースの上手さが際立つ。

PGIヤングダービーでGI初優出した上田龍星には将来性を感じる。

吉川元浩がSGクラシック連覇、高野哲史がSGオーシャンカップ
金子龍介がSGダービー、稲田浩二がSGチャレンジカップで優出した。

稲田はGI宮島周年の優勝でGI通算V2。

吉川、魚谷智之とともに兵庫支部3強と呼んで良いだろう。

もう1人、注目しておきたいのが白石健だ。

昨年は24場も制覇し、一般戦とはいえ、
年間優出19回は安定した成績を裏付ける数字である。

速攻力全開の走りで地区選でGI初優勝を果たす可能性は高い。

昨年はこの100期のレーサーが男女ともに活躍を見せた。

まず、関東地区選手権で見事G1初制覇を果たした永田秀二
年末のクイーンズクライマックスを制し念願のティアラ戴冠となった平高奈菜。

そして、もう一人忘れてはならないのが、平和島グランプリシリーズでSG初出場
初優出（6着）と力戦した秦英悟だ。

選手層の厚い大阪支部ということもあり、今まで目立つ存在ではなかったが
現在8期連続でA1級をキープ、今期適用勝率も7.07とし
これで2期連続での7点超えと着実に力をつけてきた。

昨年の地区選でも優出（4着）と、あと一歩のところまで迫った。

今年も初のG1タイトル奪取に向け、奮起の走りを見せてくれるだろう。

真価が問われる2021年となりそうだが、
新年1節目の浜名湖一般戦で早速、優勝と好調な滑り出しを見せた秦に期待したい。

昨年は尼崎で開催され、太田和美が圧巻の逃げで優勝。

当時トップルーキーだった権藤俊光が優勝戦2着に入るなど
新勢力の躍進も目についた大会となった。

さて、今年はどんなドラマが待っていることだろうか。

ダブルドリームが予定されており
そのメンバーが中心となることは間違いないが
やはり地元の大エース今垣光太郎に期待せずにはいられない。

正月はF休みだったため、今節が今年の地元初戦となる。

4年前の地元地区選を制しており4年ぶりの近畿最強を目指す。

脅威の存在となるのはやはり大阪勢。

グランプリのトップ6に名を連ねた王者、松井繁を筆頭に
地区選連覇を狙う太田和美、当地SG覇者の石野貴之が立ちはだかる。

兵庫勢は昨年の獲得賞金額第4位の吉川元浩が最も怖い存在。

当地はG1で4Vの実績もあり相性も抜群だ。

ついに頭角を現してきた稲田浩二に、硬軟自在・魚谷智之が代表格。

滋賀勢も当地得意な守田俊介にスピードあふれる馬場貴也
急成長中の丸野一樹に注目だ。

地元の牙城を守るべく、中島孝平や萩原秀人も奮起のレースを見せる。