【G2三国モーターボート大賞】昭和平成無差別マッチまとめ！優勝賞金・出場選手

6月29日から開催のG2三国MB大賞は「昭和平成無差別マッチ」の副題どおり

昭和生まれと平成生まれがおおよそ半分ずつのあっせんとなる特別戦。

実績を見るとやはり昭和組が目立つが、近況のビッグレースでは若手の活躍が著しいこともあり

どちらに勢いがあるのかハッキリさせようではないかと、まさに注目の企画となっている。

V候補筆頭は地元のエース中島孝平だ。今年は約8年ぶりにG1制覇と復調ムード。

巧腕、速攻派、曲者と強豪ぞろいのシリーズとなるが主役は譲れない。

昭和組から注目選手を挙げると、4月の住之江G1で優勝した坪井康晴、グランプリ覇者の山崎智也に辻栄蔵もいる。

銀河系からは森高一真と丸岡正典が、3月の当地周年で優出した柳沢一に三国でSG優出歴のある前田将太がズラッと並ぶ。

平成組は大阪の層が厚い。

G1タイトルホルダー上條暢嵩にSG優出3回、G1優出12回と平成組の中でも抜けた経験値を持つ木下翔太。

そして超新星、上田龍星と強力布陣だ。

当地周年でG1初優出した石丸海渡に2016年の最優秀新人、山田祐也。

ヤングダービー覇者の関浩哉が参戦と、無差別マッチは最高潮に達する。

初日の「日本海ドリーム」1号艇で登場予定の中島孝平。

新級勝率は福井支部トップとなる7.58をマーク。

今年は3月の浜名湖周年で通算7回目となる久々のG1制覇を果たすなど快調モード。

7月には2年ぶりとなるSG（オーシャンカップ）の出場も控えている。

今節は、SGタイトルホルダーや記念戦線でも猛威を振るっている新勢力など
強豪ぞろいのG2特別戦となるが、実力に加え地元水面というアドバンテージを持つ中島がV候補筆頭となりそうだ。

そんな中島だが、地元開催となった2月の地区選、3月の当地周年では惜しくも準優敗退と苦汁をなめた。

地元ファンの期待に応えられず中島自身も忸怩(じくじ)たるものがあっただろう。

今節は名誉挽回のためにも是が非でも優勝の二文字がほしいところだ。

地元エースのプライドをかけた奮起の走りに期待したい。

●中島孝平選手・・・地元の代表でV争いの筆頭格。
今年は、浜名湖賞で8年ぶりのG1制覇を含む3度の優勝を飾り、好調なリズムで戦っている。

●坪井康晴選手・・・今年4月、住之江でのG1太閤賞で優勝。
ここ一番の勝負強さが甦ってきている。三国は、北陸艇王決定戦でのＶ実績があり、好相性でもある。

●森高一真選手・・・昨年の低調ペースを脱却し、今年は着実に優勝回数を積み重ねている。
Ｇ1戦でも、2月の四国地区選優出と安定感は見逃せない。

●上條暢嵩選手・・・今年は5度の優出で優勝2回（5月20日現在）と活発な走りは継続。
G1ウィナーの貫禄で、V争いの主導権取りに狙いを定める。

●上田龍星選手・・・2021年のトップルーキー。
近況は、2月の当地近畿地区選で優出と成長一途。タイトル奪取まであと一歩の所まで来ている。

●山田祐也選手・・・最優秀新人選手に選出されてから5年。
今年はG1戦線で予選突破するシーンが増え、着々と地力が備わってきたことは追い風になっている。

今年4月から使用されている現在のモーター相場は、ゴールデンウィーク開催後に温水パイプが外れるなど
まだまだ固まっていないのが現状です。

それでも、ファンにお奨めしたい好素性のモーターは現れてきています。

①44号機・・・新機新艇のシリーズ「三国モーニングスタートキング争奪戦」で
澤田尚也選手をデビュー初優勝に導いた。
全てのアシがいいとの笑顔のコメント。

②16号機・・・GW開催で萩原秀人選手が優勝。
特に、乗り心地の良さと抜群のレース足が光っていたモーター。

③54号機・・・温水パイプを取り外した最初のシリーズ「BOATBoyCUP」で市橋卓士選手がオール2連対で優勝。
明らかにパワーアップが目立つ。

④63号機・・・「三国モーニングスタートキング争奪戦」で下條雄太郎選手が得点率トップ通過で優出。
また、地元の新鋭・中村栄治選手が4日間シリーズで2勝マークと好感触。

➄51号機・・・最初の動きは？マークだったが、5月の「激突！匠・新鋭ガチバトル」で三好一選手が
トップ級のパワーに一変。絶対に無視できない1機。